社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

HMV渋谷閉店に関連して

そっか、”渋谷系”の由来はHMV渋谷からだったのか。。。
最後大盛り上がりだったり、懐かしむ人がいたり、テレビでは閉店に
至るまでのやれCD買う人が減っただの何だのという話をしたり
色々でしたが。
最後まで、HMV渋谷は全盛期のあの品揃えだったのだろうか。


というのも、地元のHMVが悲しい状態になっておりまして。


初めてHMVに行ったのは大学生の頃、大阪に来たんだから、と
心斎橋のHMVに行ったのですよ。
いやあびつくりです。
たあっくさんCDがあるんだ!
ラジオでかっこええ!と思っていたzazieのCD余裕であるし。
やっぱり地元とは品揃えが違うなーって思ったよ。
そして四つ橋線に乗り換えようとして不安になったのはいい思い出だ。


そのHMVが地元に出来たのは随分後か。
まだVirgin Megastoreがあったんだっけな。
タワレコもあるし、いやあ激戦ですなぁ・・・と思った。
何となく洋楽が多いようなイメージがあった。海外の雑誌も。
一時期は友達が働いていたので、メールで「初めての呼吸で」の予約を
お願いしたのが懐かしい。
クラシック担当だったからかもですが、ポップがシンプルだなー、と思った。
Virgin〜が潰れてしまった(随分マニアックなCDでお世話になりました)後
タワレコメリケンなロックな感じ、HMVはもうちょっとオサレな感じがした。
時々寄ってました。
そういえば洋楽ロックに詳しい職場の先輩が、よくHMVの袋下げてはったな。


で。
何時頃からか、だーんだん変わっていったような気がする。
オサレでかっこいいCD屋がだんだん売れ筋メインになっていったような。
お店の目立つところになんたらのかりすまとかなんたらのうたひめとか
違うとこ見たら東方のなんたらのグッズ安売りとか。
ブッチャーズ買いに行ったんですが殆ど無くて。
最後の「NO ALBUM 無題」買ったんじゃなかったっけ。
売り切れた、というよりは初っ端から売ってないというか。
何故かCD買ったらラーメンくれたし。
(ついでに怒髪天のフライヤー貰い損ねたんだぜ。。。)
何だろう、とんがったオサレなイメージが外装だけになってしまった、
J-POPのとこだけ見たらなんばWALKのミヤコと大差ないんじゃ?
これが地元でも場末のショッピングセンターなら止むを得ないのかもしれないが
一応市街地のメインストリートみたいな商店街の中のショップですぜ。
あの時心斎橋で見たHMVとは似て非なるお店だった。
系列同じやけど違う店、という感じか。
なんか悲しいというか空洞です。というか。
ロックが少なくていいから、もっと違う方向に「ああHMVらしいな」という感じが
あったらいいのに、というか。
CD買って聴きたいマニアックな人より、CD買わなーい、な人を対象にしたよーな
店先だったな。
少なくとも、地元HMVに関しては月並みだけど「ここだったら面白いモノがある」と
思えるようなものが無くなってしまった。
渋谷閉店するならこっちが先に閉店になっても仕方ないんじゃ。。。
つか渋谷もこうなっちゃってたら仕方ないんじゃ。。。流石にそれはないか。


これが日本の音楽業界の縮図なんですかね。
自分で自分の首絞めてるみたい。
モノで釣られるのも結構ファンとしては苦しいもんですが
CD+αがあるから、未だに店舗買いに行くんですけどねぇ。
(少なくとも5店舗梯子せなあかんのはご勘弁願いたく。)


よく考えたら、地元は既にフロアが半分強に減ってたな^^;