社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

ピカソとクレーの生きた時代展

行きたいなぁお友達(とお呼びしてよいのか)をお誘いしたいなぁと
思っている間にもう期間が終わろうとしている。
兵庫県立美術館で5/31迄。)
こりゃやばい!
てな訳で「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代展」
に行ってきた。
ピカソとクレーばっかりではなくって、表現主義キュビズム
シュルレアリスムの展開、という事で色んな絵があった。
マティスシャガール好き。
ジョージ・グロスの「恋わずらい」怖いよお、と言いつつ
描かれた男の顔がクラフトワークの「ミュージック・ノン・ストップ」の
CGで描かれたメンバーみたいでええわあ、と思う。
フローリア〜ン!

当時も戦争があって世情も暗かったに違いないが
絵の中は自由だった。
画家のプロフィールに「志願兵として戦場へ」というのが多くて
悲しかった。
そうしないと生きていけなかったのだろうか。
画家達の目に、その時代はどんな風に映っていたのだろうか。
クレーの説明見ていたら「皮肉」「風刺」とあったけれど
敢えてそういう意図で描いたのではなくて
心の赴くままに自由に描いたら、そんな風になっていたんじゃないか、
そう思った。


半分くらいが、パウル・クレーなのかな。
クレーの絵の色使いと形がやっぱり好きだ、と思った。
まぁるくて、やわらかくて、やわらかすぎなくて。
細野晴臣の「銀河鉄道の夜」や坂本龍一の「未来派野郎」「音楽図鑑」
のようで。
或いはアンドレ・ポップの「ミュジック・メカニック」。
観ていて心が和む。
明るいだけではなくて、時代の暗さ・不安感が出ている絵も
あったけれど、亡命してでも何でも、クレーが絵を描き続けて
それが再びドイツに帰って来た、という事実が救いだと思った。
なんだかようわからんな。
何はともあれ、クレーはいいなぁ。
帰りにポストカードやグッズ買い捲ってしまった^^;