社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

敢えて「ライブのマナー」と言ってみたが

日曜日に纏めていたんですが、色々考え直したり確認したりしていて
週の半ばとなってしまいました。


今年は月2回ペースという稲沢史上最大数のライブに行ったし
みくしぃどっぷり生活でもあったので、ロックを通じて色んな人に
出会い、色々と見聞きしたり考える事も多かった。
何度もぐだぐだ書いているのだけれど、ものーすごい気になったのが

・ライブのマナーが悪い。というよりも不快な思いをする事が結構あった。
・昔は良かった系の話をちょくちょく聞いた。

ということ。
「昔は良かった系の話」は、一旦脇へ置いといて。マナーの話。
「マナー」と言うと違和感あるかも、ですけど。
折角のライブで厭な思いするのって、なんだかなぁと思う。
例えばモッシュ・人の上ごろごろについて。
「自己責任」とはいえ、それで重篤な怪我したらどないやねん?と思う。
ローリング(でいいのか?)慣れしてる人は転がってきても楽らしいですが
うっかり人の延髄にケリ入ったり、自分が頭から落ちたらどうするんやろ。
押しが強くて体痛めて、二度とライブに行けない体になったらどうやろ。
「例外」「運が悪かった」にしては悲惨な結末になりそうです。
(実際、某フェスで他の人のとばっちりで怪我して一生モノの傷負った方が
 いらっしゃるのだそうです。BBS書き込みで見ただけだが。)
前の方で観るのは覚悟要るけど、慣れてる人と慣れてない人とでは
「覚悟」も違うだろうし。。。バンドによっても状況は違うらしい。
かといって、彼女庇って棒立ち、他人どつくのは論外ですよ。
それと「自己責任」でも飛んでくるペットボトルは避けようがないだろう。
機材も傷むしさ。
あと、知らないバンドでも一応楽しむ姿勢は要るような。
でも、興味のないバンドではようノリきらん、というのも御尤もである。
(勿体無い気はしますけどね。)
ゴミの事、黄色い声援の事、合唱の事、考え出したらキリが無い。


モッシュについては、どうしても、昔、大阪のライブハウスで将棋倒しが起き
死人が出てハコもバンドも潰れた、という一件を思い出すのです。
好きなバンドは潰したくないから、必死でモッシュに耐えたり。
「耐える」とか言うなら後ろで大人しく観てたらよいのだろう。
でも、つい前に突っ込んでしまう。それはそれで楽しい・・・のかどうなんだか。
清水音泉がイベンターやってるライブで、時々面白い前説入りますが
工夫して毎回のように注意を呼びかける分、音泉さんも真剣なんだと思う。
怪我人は出せないし、来てくれた方には楽しい思いをして欲しい。
ほぼ毎回痴漢とダイブ禁止呼びかけるたぁ、酷いのかねぇ。。。


ほんで私はアーティストの方々はどう観ておられるのだろう?と思った。
ダイブしはる方もいらっしゃるので、モッシュ・ローリングの嵐でないと
盛り上がらないなぁ、と寂しくお思いなのか。
でも前にぎゅーっと押されてる時、栄純が「ちょっと下がって」と
声をかけた事もあったので*1、過度のモッシュはやっぱ心配なのか。
客席でどつき合いしてるの、ステージから見えてると思うのだが
彼女達の憧れのアーティストも、厭とか止めろとは言いづらいよなぁ。
誰の何処のライブかは知らないけれど「もうここではやらない」の一言が出た
ライブもあったらしい。。。一体何があったんだ。


と思っていたら、少し前に、時雨のピエール氏(今回は敬称略しません)が
渋谷AXのライブの後でこんな事を仰っていた。
以下、ブログより引用。(一部の改行は小生が入れました。)

↓ここから

フロアが凄い事になってましたね。楽しみ方は自由です。
けど、みんな凛として時雨が好きで、その空間を共有してるわけだから、
何卒、思いやりだけは忘れないようにお願いします。
自己責任とはよく言ったもので、怪我しないように本当に気をつけてください。
みんなが楽しめる空間作りをして行きたいです。
観る場所と周りへの配慮を意識するだけでも、だいぶ楽しくなると思います。
僕ら、演奏頑張りますので、よろしくお願いします。

あと、昔は良かったって言われても困ります。
気持ちがわかるから、困ります。
どうすれば満たせるのか、いつも考えています。

↑ここまで


何があったのか、残念ながら渋谷AXのライブは友人知人が参戦して
いないので知らない。
けども、アーティストにこう言わせてしまった、その現実が悲しい。
「観る場所と周りへの配慮を意識するだけでも、だいぶ楽しくなると思います。」
ものっそい大事な事を仰ってると思ったので、時雨のブログ見てるか解らんけど
ライブが好きな方に見て頂きたくて。
自分の為にも、他の人の為にも、ちょっと意識してみよう。
早速今日のフジから実践してみよう。
出来れば意識に、行動も伴わせたい。


しかし時雨でも「昔は良かった」って言う人いらっしゃるんですねぇ。。。
これからなん違うん。今のも、これからのも楽しみにしてるんですが。
「今時の若いモンは」的な永遠のテーマなんだろうか。
でもアーティストは「今」の自分に正直に対峙して、作品作ってはる訳なので
困らはるのも道理だと思う。


※2007/11/30 追記
 ビークルの話、気になったので他の方のブログで拝見しました。
 そりゃあかんわ。
 ただ、ハコの大小・アーティスト問わずこういう奴は来ると想像。
 あと客がライブに求めるものは色々あるだろうけど、
 アーティストがステージから伝えたいのは歌だったり音楽だったり
 ロックだったりする・・・つう事は覚えておきたいと思った次第。

*1:和歌山で仰っていたけれど自分が参戦した所でも観たような気が