やっとお会いできました

the pillows at 神戸ウィンターランド。
やっと会えました、ピロウズ。

実はピロウズを１回も聴いた事が無かったのでした。
ライブに行ける事になってからも、敢えて聴かなかった。
遡れば中学の頃、今は亡き友人が良いと言っていた覚えがある。
丁度ミスチルがブレイクした頃か。
彼女が良いと言うのは大抵良くて、しかもその直後に売れるという。
だから次はピロウズだと思っていた。
その頃のイメージが強くて、もっとポップなバンドだと思っていた。
しかし、何故か音源だけは回って来る事が無く。
大きくなってから貰ったテープにミッシェルや中村一義はあっても
ピロウズは無かったと思う（探してみよう）。
で、音楽と漫画の話が全てだった３年（実質的に２年としよう）、
所詮音楽の学校に行くまでの我慢だと思っていた３年、
バンドっていいなぁ、社会学っておもろいなぁって思っていた４年、
社会に出てＸ年。
ほんでピロウズ結成時に生まれた子が、高校生になってお母さんと
ピロウズのライブに来るようになった。
その間もずっとピロウズはロックだったのね。
ほんとに長い歳月かけて巡り会えた気がします。

・・・てな事はさておき。アツいライブでした。
こないだの磔磔よりも一杯な感じで。
曲は全然知らないのだけれど、楽しい。
ロックって、楽しいなぁ、と再確認。
さわおさんもあんなに精悍で、なのにファンキーなＭＣしはるとは
思っていなかった。
ＭＣ殆ど無いと思っていたよ。
まさか体調最悪だったとは。。。

高い声が出づらいので一部今までとはセットリストが違うらしい。
（これはこれで各地で観られてる方にとってはラッキーだよね。）
出だしの声がかすれてしまって、客席みんなで歌ったりしてましたが
途中で余程しんどくなりはったんやと思う。
「休憩させて」と一時的にステージを離れ、シンイチロウさん達の
ＭＣが始まる。
いずこもドラムのＭＣはゆるゆる〜となごみ系らしく（笑）。
後ろで観ていた我々も、前にいた兄ちゃんが下がってきて狭いので
このタイミングで退却。
もうこのまま終了でもええよ・・・と思っていたが
さわおさんは帰ってきた。そのまま少なくとも３曲はやっていたと思う。
再登場して「んんっ」と咳払いしてみせる。
これまたサービス精神旺盛な。
（恐らくこの間にシンイチロウさん達に残りのセトリが伝えられていたと
　思われ。）
アンコールして良いんやろか・・・と思いながらも待っていたら
ステージに再び現れ、さわおさんが一言「鬼」。
歌は無かった（お客さんが歌う）けれど、ステージに出てきてくれるだけで
嬉しかったし、演奏してくれると思っていなかった。泣きそう。

ご本人としては不本意なライブとなってしまったのかもしれないけれど
私にとっては最高のライブでした。
歌も演奏も良かっただけでなくって、ピロウズの男気・人柄・
長年培われたチームワークに触れる事が出来たから。
帰りにしみじみ「ああいう大人になりたい」「あんなダンナが欲しい」
「あんな男になりたい（？？）」を連発していた我々なのであった。

詳細なライブレポは、バンド名のとこのリンククリックして
はてなさんのキーワード辿ったらまともなんあると思うんで
こちらを御覧下さいませ。
きっとRinkoさんの愛情溢れた、セットリストも分かるレポが
あるはず(^-^)

最後になりましたが。
チケットお譲りくださったRinkoさんとお友達の方、有難うございました。
ちょこっとしかお話できなかったけれど、思っていた以上に
あったかい方でした。
それと、「ピロウズ観たい！」と言ってくれていたこてつ師匠にも
ありがとうを。
声かけてくれてなかったら、多分もう暫く観なかったと思うので（笑）