社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

こころと頭を考える

最近、たまたま衝動買いして読んだ本が、こんなんでした。
そこまで言うか、というような(冷静な)表現もありまして
承服しかねる部分も無かった訳ではないですが
家族が徐々に発症して、症状が進んでいく様を目の当たりにすると
仕方が無いのかもしれません。


うつ病の妻と共に(御木達哉/文春文庫)
 ここまでヘヴィになってしまったりするのか・・・と思った。
 でも奥さんの行動、ちょっと分かる気もする。
 (元来大雑把な稲沢なので、この方ほどきっちりしてないですが、
  ある程度時間や平穏が守られていないとしんどい。)
 旦那さんも結構すごい事してはると思う。
 お医者さんとはいえ、主治医の指示無しに薬抜いたりして
 大丈夫か・・・と思っていたら悪化しはったらしい。
 でも、奥さんを大切に思わはるから、毎日ご飯作って
 少しでも良くなるよう、手を尽くされているのだと思う。
 その気持ちが、いいなぁ。

アルツハイマーを知るために(佐藤早苗/新潮文庫
 実は、ちょっと親戚が怪しくなってきまして。
 夜中にお風呂に入っちゃったりとか。
 普段は大丈夫なんですけど。まだそこまで行ってないんでご安心を。
 でもいつか・・・と気になるので読んだ。
 (奇しくもも昨日の火サスにもこの話題が出ていた。)
 だんだん自分の記憶が無くなる・・・考えたら怖い。
 「アルツハイマーの人を怒ったら、余計悪化する」というのは
 どうやら当たっているらしい。


結局、発症した人の気持ち・ペースを守りながら、合わせながら
如何に付き合っていくか。
あと、当事者(発症した人)の周りの人、特に面倒を見る人の
気持ちを如何に平穏に保たせるか。
一緒くたにしてるみたいで何なんですが、
どちらにしても当事者にもかなり影響を与えるようなので。
大事なんだけど、物凄く難しい。。。
ううむ。