社会学的ラブソングアーカイブ

はてなダイアリー終了に伴う「社会学的ラブソング」アーカイブ。

三回忌

友達(先輩)の子供ちゃんが無事生まれたよ、という話を
聞いた今日、中学時代の友人の三回忌でした。
前から折に触れ、書いていたかと思います。
ほぼ自殺に近い、事故で亡くなった。
躁鬱がかなりあったらしく、前日は恐ろしく元気だったが
翌朝色々あって家を飛び出して、近所の高層団地から
落ちたとの話。
(稲沢がよくうつの人への言質について「こんなん言わんといて」
 的な事を言うのは、この出来事の所為です。
 本人の為であっても、正論でも、何が本人を追い詰めるのか
 誰にもわからないのだから。)


一周忌に続き、お経を上げておられたお坊さんは
「聞きたい事ありませんか?」と仰っていた。
困ってしまったよ。。。
お坊さんも困っておられて、結局「三回忌には行き先が決まる」
とか「亡くなった人は良い事も悪い事も出来ない。こちらから
善を送ってやれば(追善)、良い所に行ける」
というような事を仰っていました。
相変わらず苗字の読み方まつがってはったけれど。
本人怒るで、それ。
(厭がるので、呼んでも気づかない時はわざとまつがって
 呼んだら「なにーッ!」と振り返ってくれたんだ。)


未だに亡くなった実感がありません。だから泣けない。
友人のバイト先の本屋に言ったら会えそうな気がするし
今日だってお昼ご馳走になりながら「何で話に参加して
ないんやろ?」と思っていた。


そんな奴が「追善」出来る訳ないけど、出席してよかったん
かな。
友人一同の供え物置く時に粗相しても、手を合わせる時に
何も言葉が出なくて、つい「お元気ですか」と思ってしまったり
未だにお焼香であたふたしてても、ご飯わしわし食ってても
そんな奴でもいいのかな。
友達だって、思っていてくれるかな。
と、ずっと思っていた。
結局、体調悪くなってお墓参りには今年も行けず。。。
ごめんよう、あたしの所為で善が足りんかって。


で、この2年間で随分と友人に教えたい歌や本が増えた。
時間の流れつうものをひしひしと感じる。
折角なので、5アーティストで1曲ずつ選んでCDに
落として一緒にお供えしてきました。
せめてもの供養になればいいのに。